Philosophy

制作理念

光と水と生命が出会う一瞬。傷を負ってなお、やさしく前へ進むことを選ぶ心。

01

Light

もっとも明るい絵具は、いつも光のために取っておかれる。葉のあいだから落ちる一条、水面で砕ける一面、戸の隙間から漏れる一点。

「微光日常」という展覧会名がそれを言い当てている。心を動かすのは強い光ではなく、ほとんど光らない日常のほうだ。

Light
02

Water

水は何度も現れる。石の水鉢、水たまり、碧の一面。水は身体を二つに切り、映り込みでふたたび繋ぎ直す。

水のなかの猫はうろたえていない。目は開いている。恐れではなく、好奇心だ。

Water
03

やさしさ

Tenderness

街は硬く、窓辺に並ぶ二匹の猫の背中はやわらかい。もっとも柔らかいものを、もっとも柔らかくない場所に置く。

展覧会の論述にある一文がもっとも的確だ——傷を負ってなお、やさしく前へ進むことを選ぶ。

Tenderness

「やさしさのあいだで、自分の光がゆっくりと育つ」
画家の題辞

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